サイバーセキュリティ

【簡単作成】複雑なパスワードをたくさん使える方法

皆さんはこのような経験をしたことがありませんか?

「新しいパスワードを設定してください。」

「期限が切れました。新しいパスワードに変更してください。」

「パスワードが短すぎます。複雑なパスワードを設定してください。」

読者さん

たくさんのパスワードが覚えきれないよ…

riku.

どんなに簡単なパスワードでも、2~3個しか覚えられないですよね…

パソコンやスマホで多くのアプリやサービスを利用するためには、多くのパスワードを使うことを避けて通ることはほぼ不可能です。

1passwordのようなパスワード管理アプリを使いこなしていれば話は別ですが、そのようなアプリを使えない場面もあるでしょう。

「2〜3個までなら覚えられるけど…」多くの人が抱える悩みだと思います。

しかし、もしも「複雑なパスワードをたくさん使える方法」があればどうでしょうか?

複雑なパスワードをいっぱい覚えられたらアプリやサービスを利用する時にとても楽ですよね。

実は、そのような方法があるのです。

複雑なパスワードをたくさん使える方法は、以下の3つを守ることで身につけることができます。

  1. 自分が覚えやすい3〜5文字のキーワードを2〜3個作る
  2. 2〜3個のキーワードを好きな順に並べる
  3. 利用するアプリやサービスごとにトッピングをつける

私は日常的にこの方法を取り入れているため、最近はパスワード管理に困ることはなくなりました。

多くの人にも役立つ知識であることは間違いありませんので、この記事では複雑なパスワードを簡単に・たくさん作れて・覚えやすい方法を具体的にお教えします!

複雑なパスワードをたくさん作る方法とは?

複雑なパスワードをたくさん作る方法は、以下の3つを行うことで実現できます。

  1. 自分が覚えやすい3〜5文字のキーワードを2〜3個作る
  2. 2〜3個のキーワードを好きな順に並べる
  3. 利用するアプリやサービスごとにトッピングをつける

それでは、1つずつ具体例を見てみましょう。

自分が覚えやすい3〜5文字のキーワードを2〜3個作る

複雑なキーワードの素材となる3〜5文字のキーワードを作ります。

自分が覚えやすいキーワードであれば何でもOKです。

英語よりローマ字が良いでしょう。

アルファベットの大文字や数字、記号を織り交ぜるとgoodです。

今回は狩野英孝さんのギャグ「ラーメン、つけ麺、僕イケメン!」を例に取り上げます。

日本語のままではパスワードに向かないので、ローマ字に変換しましょう。

  • Ramen
  • Tsukemen
  • Boku Ikemen!

3〜5文字のキーワードを作るために、子音のみにします。

  • Rmn
  • Tkmn
  • Bkkmn

記号や数字を織り交ぜると安全性が高いパスワードになるので、一部の文字を数字に変えてみましょう。

今回は、mを3に変えます。(mを右に90度横に向けると3になるイメージです。)

  • R3n
  • Tk3n
  • Bkk3n

これで3〜5文字のキーワードが3個出来上がりました!

2〜3個のキーワードを好きな順に並べる

次に、先ほど作ったキーワード3個を並べましょう。

今回は覚えやすいように、「ラーメン、つけ麺、僕イケメン!」の順のままにします。

キーワードの区切りがわかりやすいように、キーワード同士を記号でつなぎましょう。

R3n-Tkmn-Bkk3n

これで合計14文字のパスワードが完成しました。

早速使いたいところですが、1つ大きな問題があります。

それは、これ1個だけでは利用するアプリかサービスのうち1か所でしか使えないことです。

読者さん

これだけ文字数が長いパスワードは安全だから、使いまわして大丈夫でしょ?

そう思うかもしれませんが、パスワードの使いまわしは非常に危険です。

複数のアプリやサービスでたくさんのパスワードが使えるように、もう少しだけ工夫しましょう。

利用するアプリやサービスごとにトッピングをつける

今回の一番のポイントです。

トッピングとは、先ほど作ったパスワードに2〜3文字追加することです。

この追加ルールは自分だけが知っているようにしましょう。

他人に絶対話してはいけません。

例として、今回は利用するアプリやサービスの頭文字から2文字取ることにします。

さらに、作ったパスワードの前後に1文字ずつ追加します。

  • 例1:Googleの場合:GR3n-Tk3n-Bkk3no
  • 例2:LINEの場合:LR3n-Tk3n-Bkk3nI (最後はアルファベット大文字のアイ)

これで完成です!

この方法のメリット

この方法で作ったパスワードは以下の長所を持ちます。

  • 12文字より長いパスワードである。
  • 自分が覚えやすいパスワードである。
  • 何個も異なるパスワードが作れる。

一般的に12文字以上のパスワードは比較的安全性が高いと言われています。

参考までに、グーグル公式では12文字以上で半角英字、数字、記号を組み合わせることを推奨しています。

また、今回作ったパスワードは他の人が見ると複雑に感じますが、自分だけのルールで作ったパスワードは自分自身が忘れることはおそらく無いでしょう。

さらに、アプリやサービスごとに異なるトッピングを追加するため、異なるパスワードをたくさん作ることが可能です。

まとめ

この記事では、複雑なパスワードをたくさん作る方法をお伝えしました。

その方法は、以下の3つを行うことで実現できます。

  1. 自分が覚えやすい3〜5文字のキーワードを2〜3個作る
  2. 2〜3個のキーワードを好きな順に並べる
  3. 利用するアプリやサービスごとにトッピングをつける

最初にパスワードを作る手間はありますが、オリジナルの安全なパスワードをたくさん使うことができます。

これで皆さんの「パスワードが覚えきれないよ」という悩みは無くなるでしょう。

この方法で、快適なスマホ・パソコンライフを過ごしていきましょう!